毎月の執筆は私のライフワークになっています。

毎月執筆を続けている「高尾山報」の来月号の記事を書き終えました。

今回で76回目を数えますので、もう6年ちょっと続いていることになります。
きっかけは虫仲間の人を仲介にして、高尾山の大手の寺院から依頼されたことによります。

昨今は、採集に対する規制も厳しくなり、増してや同所は国定公園であり採集は自粛しなければなりません。
日本の昆虫の三大宝庫といわれ、採集のメッカである高尾は貴重な昆虫も多く最低限のマナーを弁えた最小限の採集が黙認されている状況と考えます。

ただ近年は、採集者の若年化もあってか、マナーの悪さも目立ち、地元の理解も得にくくなっていると想像がつきます。
増してや、採集と対極にある地元の寺院となると、よりネガティブな印象を持つであろうと思っていまたのですが・・・・

ところが、その寺院から昆虫の楽しさ、素晴らしさを執筆してくれないかという依頼は思いのほか意外でしたが、ある意味でいい機会なのかも知れないとの気持も芽生え承諾したものです。
何故、私なのか・・・・高尾の昆虫に精通していて、文章の書ける人ということで白羽の矢が立ったようでした。

とはいっても近郊ではない、下町に住む私が引き受けるには制約もかなありあります。
特に生態画像は枯渇気味ですが、協力者に助けられながら今まで続いているのが現状ですが、自己のライフワークにもなっている感じでいます。

私のHPにアップしてます画像はその一部ですが、アクセスランキングベスト6をご紹介しますと


オオムラサキ
第6位 オオムササキ
日本に国蝶で実に綺麗且つ風格があります。
山頂によいポイントの木がありました。

コブスジツノゴムミシダマシ
第5位 コブスジツノゴミムシダマシ
一対の長大なツノを有し、恐竜のトリケラトプスを思わせるような奇虫です。
サルノコシカケで見つかります。

ミヤマクワガタ
第4位 ミヤマクワガタ
立体的な大アゴで知られ人気№1の存在です。
高尾に産するミヤマはなかなか美型だと思います。

ムラサキツヤハナムグリ
第3位 ムラサキツヤハナムグリ
赤紫色の綺麗なハナムグリです。
モミの樹液で数回見かけましたが、少ないです。

画像
第2位 アオタマムシ
よく知られるヤマトタマムシを凌ぐような綺麗なタマムシです。
モミが多い高尾では比較的見つかります。

ネブトクワガタ
第1位 ネブトクワガタ
南西日本では比較的多いようですが、東日本では極めて稀です。
高尾産は繊細で上品な雰囲気が感じられます。


そして今回アップしましたのは~

フジミドリシジミ
フジミドリシジミです。
比較的少ない種であり、産地も限られている本種が確実に見られることに、高尾の自然の豊かさが感じられます。


高尾山報はこれからも頑張って続けつもりですが、国会前では毎日、「平和通信」を発行されている人がいると聞き、凄い!と讃えたいと思います。

平和を壊したくない、戦争断固反対!その思い、胆力は素晴らしいですね。
こういう人がおられることが、私の精神安定剤になっています。