スマホ絶対多数の車内風景を見て思う。

電車に乗る度にいつも思うのだが、7人掛けの座席に座っている人の4人は大抵スマホをいじくっている。
私自身もスマホの愛用者なので言える資格はないかも知れないが、やはりちょっと異常な光景だと感じる。

優先席でもこの傾向は変わらず、若い人に交ざって年配の人もスマホに興じている。
以前の車内風景は寝ている人、新聞・本等を読んでいる人が多数派だった。
今でもそのタイプの人はいるのだが、少数派になってしまった。

戦後の日本は、徹底した国民教育(洗脳)が行われ、3S(スポーツ、セックス、スクリーン)で白痴化を推進したと言われている。
その効果は絶大で、今日の無関心、思考停止、現実逃避、無抵抗に代表される国民気質に多大な影響を与えていると考えられる。

そこにスマホが加わると4S政策になるのかも知れない。
スマホや携帯は利便な機器であり生活に欠かせない存在となっていて、実に効果的な使い方をしている人も少なくない。
使う人の意識の問題なのかも。

希代の悪法であり戦前の治安維持法の再来とされる共謀罪の成立に危機感を持つ国民は思いの外多くはないようだ。
オリンピックのために必要だと本気で思っているのだろうか。

文科省は次期学習指導要領に小学校5、6年に英語を教科化することを考えているようだ。
インターナショナルな言語である英語の重要性は認めながらも、正しい日本語さえ使えない国のトップを考えると諸手を挙げて賛成できない。
植民地化、属国化への動きと訝る向きもいることだろう。

とにかく国民は知る権利、自由に物が言える権利を奪われてはならないと心から思う。
スマホを正しい情報を得るツールとして活用することは重要だ。

カワセミ2-14