すみだ自然観察会~荒川河川敷に残された小さな自然を尋ねて

天気予報が二転三転して開催が危ぶまれた「すみだ自然観察会」ですが、どうにか天気が持ちそうで参加して来ました。

20名位が集まり、自然が枯渇していある墨田区ですが、やはりチビっ子たちは自然の中が似合います~

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自然観察会2

自然観察会1

真剣そのもので、虫を探しています。

自然観察会4

荒川河川敷での散策ですが、下町の墨田区にも小さな自然があるんですね。

自然観察会5

採った虫を持ち寄って説明を聞くチビっ子たち

ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、モンキチョウ、ヤマトシジミ、ムギワラトンボ、ウスバキトンボ、マメコガネ、シロテンハナムグリ・・・・

講師として参加したSさんと共に同定する私・・・・・


そして、私は墨田区初記録となる甲虫を得ていました。

シラホシハナムグリ(墨田区産)♀

シラホシハナムグリです。

ブッシュの中にある花から掬いました。
お陰で虫に刺されまくりです。

Sさんと墨田区内にはカミキリやクワガタがいるのか、話し合いましたが、カミキリはゴマダラ、キボシ、エグリトラ等20種くらいいるのではと・・・・

そしてクワガタは非常に厳しいけど、コクワ、場合によってはヒラタがいる可能性があるとの話になって、俄然私の目が輝きました。

河川敷からシラホシが得られたようにヒラタも可能性がゼロではないかも知れません。

有名産地で教科書どおりに虫を採集するのってイマイチ醍醐味に欠けます。
思いもかげない所で虫に出会うのって素敵ですね。


チビッ子たちのはしゃいだ姿を見ていると、身の回りの自然を体感できるこういう企画は大切だと強く感じます。

今回お誘いいただいた区の環境保全課の女性の担当の方から特別に現況調査の資料をいただき、楽しいひと時を過しました。

墨田区緑と生物現況報告


ここでブログは終わらず、翌日も短時間ながら調査のため二日続けての荒川河川敷に出かけました。

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荒川河川敷a

僅かに残る砂浜のような箇所にはコハンミョウがいるようです。


熱中症に罹りそうな暑さの中、昨日に続きシラホシハナムグリを1オス1メス追加することができました。

シラホシハナムグリ(墨田区産)♂♀

日本一自然がない場所と諦めていた東京の下町にも小さな自然は逞しく存在していると感じました。
大切に守りたい宝物ですね。