すべての人に「ありがとう」と微笑みを~

今年の5月頃の話ですが、多摩川の河川敷を散策していると小学生低学年くらいの子供たちが水辺で魚採りをしているのを見つけ「何が採れるの?」と聞いてみました。

小さなバケツに結構魚が入っていてエビの姿まで見かけ、網なしでよく採れるものだと感心したものでした。

河原を歩いているとコニワハンミョウが飛びたち、持っていた携帯用のネットで掬っていると、先程の子供たちが駆け寄って来ました。

「何が採れるの?」と尋ねられたので、私がハンミョウを差し出して見せると、「凄え!!」と驚いて今度はハンミョウを追いかけて始めましたが、俊敏なハンミョウを素手で捕えることは難しいようです。


「網貸してください」「おう、いいよ」そんな会話の後、網を片手にキッズたちは実に上手にハンミョウをゲットしていました。

そして私に網を返して来た後、採集したハンミョウを全部逃がしていましたので、「せっかく採ったのに逃がしちゃうのかい?」と尋ねると・・・・

「うん、そうだよ。キャッチ&リリースしてるんだ。魚も虫も採り過ぎたら減っちゃうでしょう!」と笑顔で話していました。


なんか、この国では総理大臣より子供の方がよっぽど人間ができているんですね。

網を返して来た際も「ありがとうございました」と礼を言っていました。


最近、「ありがとう」「ごめんなさい」を言える人が凄く減っているように感じます。

やたら自己中で、不機嫌そうな人ばかりが目立つ昨今ですが、そんな人ばかりではありません。


誰の心の中にも、それが例え一期一会のふれあいであっても、笑顔で「ありがとう」といえる思い出がありますよね。


どんなに世相が悪くても、「ありがとう」とスマイルは忘れないようにしたいと思います。
世界中の人たちが相手を思いやる心があれば、戦争など起きずに平和なのに・・・・・





誰もが気付かぬうちに 何かを失っている
フッと気付けばあなたはいない 思い出だけを残して
せわしい時の中 言葉を失った人形達のように
街角に溢れたノラネコのように
声にならない叫びが聞こえてくる

もしももう一度あなたに会えるなら
たった一言伝えたい ありがとう ありがとう

時には傷つけあっても あなたを感じていたい
思い出はせめてもの慰め いつもでもあなたはここにいる

もしももう一度あなたに会えるなら
たった一言伝えたい 
もしももう一度あなたに会えるなら
たった一言伝えたい ありがとう ありがとう

もしももう一度あなたに会えるなら
たった一言伝えたい 
もしももう一度あなたに会えるなら
たった一言伝えたい ありがとう ありがとう

時には傷つけあっても あなたを感じていたい ♪