未来からのブーイングが聞こえてくる・・・・・

私の好きなコミックに「サイコメトラー」があり、サイコメトリの能力を持つ明日真映児が美人警部の志摩亮子と難事件を解決していくストーリーです。

相手が猟奇殺人鬼やテロリストであることが特徴ですが、Case.8の「狼たちの残照」は70年代の過激派グループの生き残りが、不当な冤罪のために命を断った仲間とその家族の名誉を回復するために立ち上がります。

サイコメトラⅢ

「汚いな権力は 何も変わっていないあの頃と・・・」

「俺たちの戦争は、まだ終わっていなかったんだ・・・」

仲間の無罪を命懸けで訴えて、最後は警官の銃弾を受け倒れてしまいます。

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サイコメトラⅢ

仲間が死を痛み、「翼をください」を歌い、その歌声は鎮魂歌のように夜空を漂う~壮絶なエンディングでした。


最近の反原発や秘密保護法に抗議するデモには70年代を経験している団塊の世代が多く参加しているように思います。

今のままでは、死んでも死に切れない・・・何とか、自分たちの手で負の遺産を食い止めたい・・・未来からのブーイングが聞こえて来ているのだと思います。

それにしても若年層の無関心ぶりは、どうしたことでしょうか。
自分達の人生に切実に降りかかってくるというのに・・・・