昔クジラは給食随一のご馳走だった

オランダ・ハーグの国際司法裁判所が日本の南極海の調査捕鯨を条約違反と認定したようです。

日本政府代表は「判決に従う」見解で、調査捕鯨は中止になる模様。

一口にクジラと言っても80種あまりもいて、絶滅危機に瀕しているシロナガスクジラから、ミンククジラのようない極めて豊富は資源がいる種も含め多様です。

いずれにしても乱獲等により減少したクジラを守るために捕鯨はだいぶ以前に禁止されていると認識していましたが、調査捕鯨は続けられていたことを改めて知りました。

調査のための捕鯨の必要性はあるのでしょうが、毎年850頭ものクジラを捕獲することの是非を含め商業捕鯨とみなされ、各国の理解を得るのは難しかったのだろうと思います。


私の子供の頃の給食はお世辞にも美味しいといレベルでなく、食が細かった私はいつも残してしまい怒られました。

脱脂粉乳のミルクは飲むのが辛かったし、カレーには肉の代わりに嫌いな貝が入っていたりでしたが、クジラの串カツはとても美味しかったです。

当時低価格の蛋白源として缶詰等も多数売られていましたが、捕鯨禁止の頃から店頭から消えそれ以来食べる機会もなくなりました。

日本の食文化を支えた感があったクジラですが、その味覚を味わいなくなったのはとても残念ながら、国際的なルールであれば致し方がないのかも知れません。