米国製ゴジラにメッセージ性は無理なのかも知れません。

日本のゴジラが眠りについて久しく、数年前から復活の噂は聞こえてくるものの未だに眠りから覚めておりません。

そんな中、米国のハリウッド製ゴジラが米国で公開され、話題を呼んでいるようです。
以前作られたUSAゴジラ映画の「GODILLA」はイグアナとエイリアンの中間のような造形やマグロを主食とする設定でゴジラファンの不評を買いましたが、今回の新作は日本製の本物のゴジラに近づけたようで、興行収入も好調のようです。

CGの出来栄えもいいとの評価が高い一方で、「日本のゴジラに込められていた反核の風刺が、著しく弱まっているとの批判の声も上げっているようです。
ビジュアル的にはいいが、深いメッセージはない」というところかも知れません。

果たして日本でどのような評価を受けるか気になるところです。
放射能の環境汚染への恐怖は煽っていても、それがイマイチ伝わらないという感じなのかも知れません。

本家の日本のゴジラはどうしたのでしょうか?
最近は新作を作っているような情報も聞こえて来なくなりました。
史上空前の原発事故に見舞われた日本での復活の仕方が難しいのかも知れません。
「美味しいぼ」ではありませんが、放射能の申し子であるゴジラですので、その復活のシナリオにはいろいろな規制が入るのかも知れません。
過剰な風評被害論がゴジラの覚醒を妨げているとは思いたくありませんが・・・

USAゴジラ