正月が終えて、平和な光景がいつまでも続きますよう・・・

穏やかだった正月も終わり、今年もゆっくりと始動しました。

三が日には寅さんでお馴染みの帝釈天や地元の七福神巡りに行き、正月気分を味わいました。

帝釈天2015
初詣客で賑わう柴又帝釈天
1年の感謝をこめて、新年の無事と平安を祈願する人々で参拝の列が途切れません。

草団子と焼き草団子
ここの名物である草団子と焼き草団子

境内を出て、矢切りの渡しに向かうと~

矢切りの渡し2015
正月ということもあって乗船客が多く、いつもより多い3隻の舟が忙しそうにフル回転しています。

凧揚げ
原っぱではチビっ子や親子連れが凧揚げに興じている・・・・・


そんな、何の変哲もない正月の風景が今年はとてもいとしく、大切なものに感じました。


翌日でかけた地元の七福神巡りも同様で、今年は例年以上に若い人の姿を多く見かたように思います。

ガマの油売り
昔懐かしいガマの油売り、最近は見かけることがほとんどなくなりましたが、大道芸を楽しみ人たちで黒山の人だかり状態でした。

おみくじを引く人、願いをかける人、縁起物を買う人~平和な風景です。


お参りを済ませ、隣にある「郷土文化資料館」に立ち寄りました。

すみだ郷土文化資料館

郷土のいろいろな歴史、文化に関する資料が展示されていますが、目に焼き付いたのは「東京大空襲の体験画」でした。

先の大戦に被害を受けたのは原爆を落とされた広島や長崎、地上戦の舞台になった沖縄だけではなかった・・・・

東京の密集地帯をB29が焼夷弾を使っての爆撃が行われたのです。
死者10万人以上、両親を失った戦災孤児が大量に発生しました。

かろうじて生き延びた方々が、戦争を風化させてはならないと書いた体験画は
「はだしのゲン」さながら地獄絵で壮絶な作品ばかりです。

このような沢山の尊い犠牲の上で成り立った平和を壊すようなことがあっては絶対になりません。

戦争体験を持つ人が少なくなっている昨今であり、安易に戦争を考える風潮に最大限の警鐘を鳴らしたいと思います。