マスメディアの誘導と日本人の負の心理

もしも国民の声にまったく耳を傾ける気がないのなら、選挙なんてやっても何の意味もありません。


もしも自己責任という言葉が意味を違えて一人歩きしてしまうのなら、政治家も官僚も要らないでしょう。


中東における人質事件は、未だに未解決であり全貌が掴めず、人命に関わることですので極力コメントは控えたいと考えますが、言い知れぬが不気味な背景を感じます。




そして気になるのは、必要以上に政権の批判を自重する動きです。

危険な場所に自ら出掛けて行って人質になった人の自己責任が問われるなら、この時期に中東に出掛けて行き援助金を約束し刺激した行動は不問なのでしょうか?



海外の人たちが理解に苦しむ日本人独特の国民性・・・・・意味のない協調性、大人ぶった態度、排他的な思考回路、自己保身、現実逃避、集団ヒステリー・・・・


それらの一端が今回も垣間見られるように思います。




一日も早い人質の開放を心から願うものですが、いままで無縁であったテロとの接点を作ってしまったことは非常に重たいものがあります。


国外に居住する日本人、観光客、そして本土もテロに見舞われるリスクを負うことになります。


地下鉄も新幹線も飛行機も、繁華街、ビル街もありとあらゆるところがテロの標的になりかねません。



物々しい警戒の中で五輪が行われるのでしょうか・・・・・・・

再稼動に躍起になっている日本全国にある原発も狙われる可能性が高く、極めて深刻な状況になります。



人質の人は自己責任であったかも知れませんが、それだけでは絶対に済まないことを国は謙虚に認め責任を持ち、そして国民ももっと危うい状況を強く認識しなければならないと思います。



猿江公園