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今日やっと関東地方にも梅雨明け宣言がされた。

さして雨が多かった印象もないが、飽きるくらい曇り空が続いてさすがに憂鬱になったのは私だけではあるまい。

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こういうじめっとした天候だったせいか、きのこはやたら目に付く。
数日前、低山を散策するのが好きな私が近郊の山に行った際、ケーブルカーを使わずに麓から徒歩で登って来たという年配のご夫婦と出会いしばし歓談~

「もう引き返そうと思っていたけど、貴方と話して元気を貰ったので山頂まで行ってみます」と言われ別れ際にチョコレートをいただいたので、「お気を付けて」と笑顔で見送った。


梅雨明け直前に、犯罪史上類を見ない障害者施設を襲った凶悪且つ凄惨な事件が起きたのはご存じのとおり・・・
障害者は生きている価値がない、なんと神をも恐れない許しがたい暴言なのだろうか!

障害者だから、高齢者だから、低所得者だから、非正規社員だから、外国人だから、そんな理由で人間の尊厳を否定されるようなことがあっていい筈がない。
今回は心の底から強い怒りを禁じ得ない!

高齢者に対する不適切発言を繰り返す閣僚、都知事選でガンキャリアを貶める発言をする候補者もこれまた同罪である。
日本はいつのまにか、こういう人たちが平然と存在するモラルのない国になってしまったようだ。


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あたりまえ こんなすばらしいことを、
みんなはなぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを

お父さんがいる、お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いていける
手をのばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせなことがあるのでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます

食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
空気を胸いっぱいすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる

こんなあたりまえのことを
こんなすばらしいことを、
みんな決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは、
それを失った人たちだけ
なぜでしょう あたりまえ

「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へより」


若くしてこの世を去った医師井村和清さんが、家族に対する思いを綴った愛の手記の一節です。


明日何が起こるかなんて誰には分からない。
でも明日もあたりまえのようにやってくると信じているから、人はそれぞれ生活を営んでいる。
その生活も年々苦しくなっているから、政治のことを考えるゆとりもないであろう。

顚倒(転倒)とは逆さまになる、ひっくり返ること。真実に反した考えをすることである。

顚倒している自分に私たちが気づく時、それは「あたりまえ」だと思っていたことが「あたりまえ」でなくなった時、今の日本はそれに向かっていると感じる。
それでも平和だけはあたりまえのように享受できる、そう考えている人がほとんどなのだと思う。
そのありがたさを失って初めて気がつくのでは、もう遅い。
参院選で改憲派が2/3を占めるかどうかが重大な争点であったことを知らなかった国民は実に多かったようだ。

あたりまえと思い込むのは非常に危険である。

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参院選で候補者のポスター貼っていた掲示板がいつまでも退去されないなと思っていたが、都知事選用だと気がついた。
参院選東京選挙区は6人定員の中、31名が立候補して大激戦であった。

結果についてコメントするのは今更のようではあるが、1位~4位は自・民・公・共の候補が手堅く獲得し、残りの2議席は接戦の末自・民の候補が分け合ったのは周知のとおりである。
私が応援した三宅洋平は9位に終わり、国会に送り込むことは叶わなかった。
選挙で勝つには、資金力や組織力がある政党の推薦がないと難しいという負の定義が定着しそうで、無力感に襲われる。

さて、今度は都知事選だ。
もちろん一人の知事を選ぶのに21名が立候補という参院選を上回る未曾有のバトルが繰り広げられる。
今回は自民分裂、野党共闘という図式になった。
組織票を持つ自公の巨大与党の壁は相当に厚い。
立候補取りやめの石田純一さんは、野党統一候補の必要性を喚起させる功績はあったと思う。
古賀茂明さんも期待できる候補と感じたが、鳥越俊太郎さんが立候補されたことを歓迎したい。
過去二回次点で終わった宇都宮氏の三回目の出馬は期するところがあったと思うが、野党の票割れを鑑み身を引いたことは敬意を表したい。

舛添氏の公私混同を発端に都知事選に至るのだが、都議にもだいぶ問題があることがこのところクローズアップされて来ている。
都議の解散を公約した小池氏は共感を得るかもかも知れない。
いずれにしても国政と何ら変わらず都政も酷い状態でありことが、図らずも浮き彫りになっていて、是非新知事にはメスを入れて欲しいものである。

都知事選はなる首長選にとどまらず、国政に多大は影響を与えることは明白で、
このところずっとまともな人が就いていないこともあり都民の良識を期待したいものである。
50%台の投票率で終わって欲しくないと思う。

参院選は選挙前にマスメディアが予想したとおりの結果で幕を閉じた。
全有権者の4割以上は今回も投票に行かず、組織票の強い政党に自ずから有利な状況になるには当然の帰結であろう。

選挙に行かなかった人たちについて書かれていたコラムがあり読んでみたが、住民票の関係で投票できなかった、投票する人を絞れなかった、改憲に影響があるとは知らず知っていたら投票した、そして一番多いであろう理由は・・・
何処の政党や誰に入れても何も変わりはしない。俺は俺で生きていくという政治不信、政治不要論の人が多数を占めていたことは間違いないのかも知れない。

今回は「選挙に行こう!」を合言葉に投票行動を呼びかけられていたものの、大半の人は相変わらず動かなかった。
一億総政治不信の中、組織票を主体に偏った得票が民意がとなり日本を動かして行くことに強い危機感を感じずにはいられない。
この構図を変えていかなければ、何回選挙を行っても同じ結果になるだろう。


昨日、駅を出て歩いていると、すれ違った女性から「すみません」と声をかけられた。
「はい、何か?」と問う私に、彼女は「あの~靴の紐が緩んでいらしゃるので、気をつけてください」と言う。
見ると確かにだらしなく解けていた靴紐が目に入り、お礼に言って結び直して振り返ると彼女はまだそこにいて、にっこり笑って会釈をして立ち去りました。
選挙ロスの私にとっては一服の清涼剤になったかも知れません。

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