核なき世界は遠い、本当に利己的なのは誰なんだろう。

一昨日は広島原爆から70年目の日でした。

広島原爆70年

「核と人類は共存できない」その言葉を改めて噛み締めるべきだと思います。
そんな中、戦争法案では核兵器も「弾薬」の解釈として「輸送排除せず」の見解だと知りました。

そもそも兵器でも弾薬でも輸送すべきでありません。
積極的平和主義という言葉と真逆の侵略戦争に加担させられ、多くの人々を殺傷するであろうクラスター弾や劣化ウラン弾を「弾薬」として運ぶのでしょうか。
今はやらないが、将来やる可能性を法的に残すような曖昧さは慎むべきだと思います。


ここ最近、政権与党の暴言が続いています。
「法的安全性は関係ない」発言で参考人承知された首相補佐官。
過日には集団的自衛権をめぐる状況を「隣の家に火事」と例え、十代の女性から「バカさらけ出して恥ずかしくないですか」「集団的自衛権と個別的自衛官の違いを勉強してください」と論破され、ボコボコにされて逃げた人でした。


一方、戦争法案の反対運動をしているSEALDsに対して「彼等の主張は戦争に行きたくないという自分中心、極端な利己考えに基づく、利己的な個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうが非常に残念だ」などと若手議員が非難したようである。

安倍氏が国民の安全を守るための法案であると繰り返し力説?しているこの法案を反対したら、「戦争に行きたくない利己的な考え」と若手議員が発信してしまいました。
「なんだ、やっぱり国民を戦争に行かす気だったじゃないか!」
この若手議員はそれを正直に口に出しただけなのでしょうけど。
語るに落ちたというべきか、オウンゴールをしてしまった感がありますね。


昨夜の国会前抗議集会では、SEALDsの若者達がこの矛盾を糾弾していました。
今夏最高気温で夜になっても、汗が滴り落ちる状況の中、いつもに増して参加者の数は多かったように思います。

国会前集会d

国会前集会b

「I say 国民 You say ナメんな!」
「I say 安倍 You say 辞めろ!」

「言うこと聞かす番だ 国民が!」
「俺たち殺すな!誰も殺すな!」

国会前集会a

「勝手に決めんな!」
「ファシスト要らない!」
「なんか、自民感じ悪いよね!」

Show me what Democracy looks like.
(デモクラシーって、どんなものか見せてくれ」

No Pasaran!
(奴らを通すな!)


なんとしても戦争に誘導したい国と、絶対に戦争をしたくない国民の闘いは続く。
日本の平和は、日本の未来は国民自ら守らなければらない時を迎えています。