戦争の残像を感じ、公共放送の矜持を訴えた週末

地元ながら訪れていなかった相撲博物館、そして隣接する江戸東京博物館を見る機会を今週末に得ました。

江戸東京博物館Ⅰ

江戸東京博物館Ⅲ

江戸東京博物館Ⅳ

江戸情緒を彷彿させるジオラマが迫力満点に再現されています。

江戸東京博物館Ⅴ

江戸東京博物館Ⅵ

江戸東京博物館Ⅶ

江戸の庶民の暮らしを偲ばせるコーナー

江戸東京博物館Ⅵ
東京になって現在の23区とは異なった名称に区分されています。

江戸東京博物館11
そして戦争に巻き込まれ、米機の焼夷弾無差別攻撃で多数の市民が犠牲になりました。

当時の家の前には「贅沢は敵だ!」「退くな逃げるな消化だ!」「一億一心火の玉だ!!」等の張り紙がされています。
これって、現政権が突発的に出して来た「一億総活躍」にダブリませんか?
そのうちに、「富国強兵」とか言いだすのではないでしょうか・・・

江戸東京博物館Ⅸ

江戸東京博物館Ⅹ

悪夢の戦争が終わり、やがて日本の復興が始まります。
高度成長の波に乗り、マイホームを建て軽自動車を所有する人も増えて来ます。

戦後70年に亘り平和を維持してきましたが、独立国としても自立もなされないまま、再び戦争の足音が身近に聞こえてきました。
あの「はだしのゲン」そのままの地獄絵を忘れてしまえるのか、到底許すことができません。


相撲博物館

大相撲jと戦争

その後、相撲博物館に場所を変えると~
「大相撲と戦争」というテーマで展示されていました。

吉葉山は出兵し、銃弾で足負傷するハンデを克服して帰還後に横綱まで上り詰めました。
名横綱の栃錦も出兵し戦地に赴いています。
金色のまわしで全勝優勝が印象に残る先代の玉の海もやはり同様な戦争体験をしていると知りました。
東京大空襲で亡くなられた力士の方も、少なからずいたようです。
戦争は例外なくあらゆるものを奪い去ります。
戦争体験がない未熟な政治家が安易に引き起こしては絶対にならないものだと、改めて感じ戦争法を廃棄を望みます。


昨日は、NHKに対する抗議行動とデモがありました。

NHK抗議デモa

アベ政権は報道への介入をやめろ!
NHKを「アベチャンネル」にするな。
NHKは政権の介入に屈するな!
マイナンバーで受信料を徴収するな!
NHKは権力を監視しろ。
NHKの会長はやめろ!
NHKは国民の声を伝えろ!


NHK

NHK抗議デモc
NHK本社前では多数の人のシュプレヒコールが湧き起こっています。


スポンサーを持つ民放と違い、公共放送であるNHKは国民から受信料を徴収しているのです。
本来は政治のアンバイヤーであるべき公共放送が政権の走狗となり、主権者でありスポンサーである国民に真実の報道をしないのではもはや公共放送を名乗ることも、受信料を徴収することも許されません。

日本の政治をこれ以上劣化させないよう、NHKの猛省と改革を望みたいと思います。