桜は満開だが、浮かれた気分にならないのは何故だろう。

今年は例年より若干開花が遅れたような桜だったが、先週末にやっと満開になった。
皮肉なものでその頃からぐずついた天気が続いているため青空に恵まれず、イマイチ花見に行く気分にならない。

桜4-3

通りかかった公園で満開の桜を写してみたが、曇天だといささか映えないのだと改めて感じた。
やはり青空の下に見るピンクの桜が、人の目には心地よいのだろう。


3月中旬から下旬にかけて世界的な経済の専門家を次々に招き、消費税増税は好ましくなく延期が相当とのお墨付きを得たアベ氏、これを伝家の宝刀として衆参ダブル選挙に打って出るのではないかとの憶測もあるようだ。

そこには国民の暮らし、生命を守るとの思いはまったくと言っていい程なく、与党の座を死守し利権を謳歌すること、最大の目的は彼の悲願であった「改憲」があるのみなのだろう。
そのためには長く政権に就いていたい、力がある時に一気呵成にやり遂げてしまおう・・・・頭の中はそのことで一杯であり、それを成就するために参院選で勝つためには手段を選ばないというところだと思う。

この凄まじいばかりの思い、情熱を何故国民のため、日本の未来のために使おうという気持ちになれないのだろうか。
既に改憲を見越して、青天井の防衛予算、経済的徴兵制のスタート、マイナンバー制、マスメディアを支配した大本営報道と着々と戦争準備に怠りない。
選挙前だから、経済で結果を出すとか、「保育園落ちた!!!日本死ね!」と叫ばれたら、改善するフリだけは怠らない。

甘利前大臣は2ヶ月も療養を必要とする状況なのだろうか?
2年間失踪後に無事保護された少女の事件を、これ以上後追い報道しなくていい。
どうして逃げなかったのとこれ以上深追いして、被害者の少女の心に傷を負わせてはならない。
清原のこともベッキーのことも、もう十分過ぎるくら社会的制裁を受けているのだから、いい加減にすべきである。
そんな事よりも、国会で審議に入る前に疑惑の渦中にいる甘利氏が一人で交渉をしていたTPPについてもっと詳細を知りたいのが国民の正直な思いであることは疑う余地がない筈である。

国民が興味本位で知りたい程度の下世話な報道で、。延々と引き延ばすのはもう止めにしないか。
あれだけテレビ局があるのだから、総偏向報道且つ大本営報道局にならず気概のある局が存在して欲しいものである。
NHKは公共放送であるにも関わらず、政府の広報機関に成り下がるのなら公共放送の看板を下ろすべきで、受信料を徴収することなど、もっての外と言わざるを得ない。

参院選に向けて、早くも与党が大勝濃厚とかの国民誘導が始まっている。
いつの場合がであっても、マスメディアが選挙予想などするべきではない。
出口調査を元にして、開票が数分で当確がで出る選挙速報も極めて不自然でやる不信感を覚えるだけだ。
時間がかかってもいいから、昔のように手作業で疑惑を持たれないような開票作業を望みたい。
今度の参院選が日本の近未来に極めて大きな影響を及ぼすことは必至であるから、尚更強くそう感じている。