見ざる言わざる聞かざるになる日も遠くない。

なかなかブログを書けずにいたら、もう8月も残るところあと数日。
ブログ運営サイトからの、「ブログが14日以上更新されていません」との表示に「分かってるんだよ、気にはなっているんだ」と心の中ではつぶやきながらいた。
更新が滞っているにも拘わらず日々そこそこのアクセスをいただき、有り難いことだと思っています。

この間参院選で改憲勢力2/3に達したり、白塗りの人が知事になったり、天皇の生前退位の意志表明があり、五輪で日本選手の健闘が目立ちやや黄色信号だった東京五輪開催に弾みがついたりといろいとありました。
開催期間が17日の五輪はやはり記憶に新しく人々の脳裏を深く刻まれたに違いない。

急に東京五輪の期待感を煽るような発信が多くなったように感じる。
勿論、そこには沖縄や福島へ思いやる心が欠落している感ぜずにはいられない。
そして満を期していたように、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えたテロ対策強化に言及して来た。

「共謀罪」を「テロ等組織犯罪準備罪」と名称を変え9月招集の臨時国会に提出準備を始めたとされる。
「共謀罪」はこれまでも3回に亘り国会に提出されたが、いずれも野党や国民の強い反発で廃案になっている。

現政権になってからは希代の悪法というべき「秘密保護法」そして昨年は「安保関連法」をいずれも強行採決している。
民意に耳を傾ける気など、微塵もないやり方からして、「共謀罪」も同様な成立を期していることだろう。

もう何をやっても許される。何一つ怖いものはない。
そう思っているに違いない。

「秘密保護法」で国民の目と耳を奪い、「共謀罪」で残る口も塞ぐ・・・・
そして改憲して国民から主権と基本的人権を奪い、国民を完全に国家の駒として位置づける。
それとも「緊急事態条項」を発動して、国会も選挙のすべて無効にし廃憲状態にして恐怖の独裁国家へと突き進もうとしているのだろうか。

本来やってはならない、やるべきでない五輪誘致を行い、それを隠れ蓑にして
国民を「見ざる言わざる聞かざる」状態にして監視国家、戦前回帰に目一杯アクセルを踏もうとするこの国に、未来などあるのだろうか。

シン・ゴジラ