憲法9条こそが、ノーベル賞に相応しい~

またまた日本人のノーベル賞受賞となり喜ばしいことではあるが、これでまた当面はマスメディアがこの話題で持ちきりになるだろう。

招集された臨時国会では、これからの日本に計り知れないくらいの禍根を残すであろうTPPの国会承認が進められようとしている。
今回はTPP優先で先送りされた希代の悪法、共謀罪も「テロ準備罪」と名称をかけて成立を虎視眈々と狙っているようだ。
南スーダンへの自衛隊派遣も刻々と迫って来ている。

連日過熱報道の豊洲移転問題は確かに国民の関心事であることは間違いない。
ノーベル賞受賞も国民としてその偉業を讃えるべきだとは思う。
ただ、その陰に隠れて日本の平和が、国民の暮らしが大きく揺らぐ流れが急激に進行中であることを忘れてはならない。

日本は70年間戦争をしなかったことを誇りに思うべきであり、誰に遠慮することなく胸を張るべきだと思う。
世界中から賞賛されている事実を今一度、噛みしめてみる必要がある。

確か憲法9条はノーベル平和賞の候補にノミネートされていたと記憶している。
今、日本に一番相応しく望ましいのは、「憲法9条」がノーベル平和賞を受賞することだと私は思う。
戦争によって作られる平和なんか、ある筈がないからだ。

もし憲法9条がノーベル平和賞を受賞したならば、世界中からスタンディングオペレーションが湧き起こり、拍手が鳴り止まないであろう。

そして晴れの授賞式にはアベ氏に行って貰いたいと願う。
平和の重みを是非、日本のトップとして身を以て体感して欲しいと思うからだ。

憲法9条にノーベル平和賞を!