最近のクワガタ等の新種記載、細分化に思うこと~

最近、クワガタ等の新種記載や細分化にちょっと感じたことがあります。。
記載それ自体は特に異論を唱える気持がないのですが、昔は一目でこれは違いなあと感じるものが多かったのです・・・

最近は外見はまったく同じだけどゲニタリア(交尾器)違うとかで分ける風潮が多く見られます。

この分類法は学術的な面で間違いはないのでしょうが、なんとも味気ない思いがしています。

ノコギリ&ハチジョウノコ

左はノコギリクワガタ、右は当時亜種として記載されてハチジョウノコギリクワガタです。

こんな風に誰が見てもすぐに違いが分かったもんでしたが、昨今は記載文を何回読んでもピンと来ないことが多いです。

種が違うのでしたら、交尾器以外にも特徴が出ると思われ、それをもう少し精査して欲しいと考えます。

子供用の図鑑に載せる場合に外見では区別のつかない標本写真を並べ、交尾器も同様に図示するのでしょうか?

なんとも夢のない話で、昆虫少年が引いてしまうのではないかと心配になりますね。