NHKに問われる体質

NHK新会長の籾井氏就任記者会見は問題発言どころか、会長としての資質そのものを大いに疑問視されざるを得ない異様さでした。

あまりの非難の声の多さに、個人的な見解を述べたと発言を撤回したようですが、公的な場で発言でありそんなことさえ弁えることができない人には到底勤まる訳がないとの印象を大多数の国民に与えました。

誤解を招いたのなら謝りますとは昨今の政治家たちの常套文句ですが、なんの危機意識も持たずに本音を語ったのでしょうね。


そしてNHKの体質を問われる問題はこれに止まらず、経営委員の長谷川氏は政治団体元幹部を称える追悼文を発表、そして同委員の百田氏は都知事選で特定候補の応援演説をし、他の候補を「人間のくず」呼ばわりして批判を浴びています。

経営委員が特定候補の応援をすること自体が異例であり、しかもいかに応援演説とはいえ、元主相、元厚生大臣、日弁連の会長をくず呼ばわりする人が、NHKの経営委員であることがもはや末期的であると感じます。

公共放送の使命や役割とは何なのか、その原点にも立てないような人たちによって構成されているNHKとはいったい・・・・


全世帯に受信料を課すどころか、その存在自体が国民に問われている。