日本の政治シーンにも勧善懲悪のストーリーを~

叶刀舟は長崎で蘭学を修め、内科、外科にも精通した名医
だが刀舟は大酒のみでだらしがない。
金持ちは相手にせず、貧乏人からは一切治療費を取らない偏屈者。
そんな刀舟には裏の顔があった。
弱い庶民たちが、権力者によって理不尽な目に遭わされた時、蹂躙されその血と涙が流された時、刀舟は鬼と化す!

破れ傘刀舟 悪人狩り.jpg

萬屋錦之介さん主演の人気時代劇「破れ笠刀舟 悪人狩り」は理不尽なことに我慢の限界を超えた刀舟が最後はぶち切れて悪人を成敗する・・・胸がすくようなストーリーでした。

「やかましいや!この野郎!許せねえ、許せねえ、てめえら人間じゃねえや!叩っ斬ってやる!」
相手がどんな権力者であろうと同田貫一本を携えて、立ち向かっていきなぎ倒してしまいます。

昨今は、国民の声を歯牙にもかけない権力者の暴走が続いています。
消費税が8%になり家計を圧迫しているのに、既に10%にするのは折込済み、25%にしても足りないくらいだとの声も漏れてきます。
そしてそこまで上げても社会保障には使われないとされます。

正規雇用の道を絶たれ、残業代も支払われない状況になっても黙っているのでしょうか・・・・


「許せねえ!てめえら人間じゃねえや!」的に声くらいは上げてもいいのではないかと思います。

国民には刀舟の同田貫のような武器はまったく不要です。
そんな物騒な物を持たなくても、みんなが声を上げれば一撃で倒せるのですから・・・・

日本の政治シーンにも、そろそろ勧善懲悪なストーリーが不可欠だと感じます。