昨今蔓延しているニヒリズムに思う。

最近ニヒリズム(虚無主義)という言葉をよく耳にします。

何も信じられない事態に絶望し疲れ切ったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(消極的・受動的ニヒリズム)

すべてが無価値・偽り・仮像ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮像」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(積極性・能動的ニヒリズム)

の二つがあるようです。


昨今は国民の権利を最大に行使できうる選挙に行かない人が増えています。
メディアの劣化が深刻で国民に何も真実を伝えなくなったことも大きな要因です。
そうでなければ投票しに向かったであろう人々を取り込む努力がされていないですね。

選挙に行っても多数派の政党が勝ってしまい、何も変わらない。
抗議集会を開いても、デモに参加しても全然政治は動かず世の中は変わらない。
国の現状を憂いて発言、発信しても世間から異端児と見なされてしまう。
それどころか危険人物だ、非国民だとレッテルを貼られてします。
だからニヒリズムが一番いいと逃げ込んでしまう口実を与えてしまうのでしょう。

それに投票したい人は誰もいない。
ダメだと思う人ばかりだから投票しない。

しかしながら無言の意思表示をしたとしても、そしていくら投票率が低くても当選者は生まれ、選んだ覚えないと言ってもその人たちが信任を受けたとされ、政治を任されてしまうのです。

結局それが国の意向とされてしまうのですから、ニヒリズムに引きこもっていてはダメだろうと考えます。
自分の投票区には意中の人がいないのならば、一番ダメでない人(売国奴指数が低い人)に投票するべきだと思います。
ダメ指数が80の人よりダメ指数が40の人を選んだ方が、絶対に改善が期待できます。

沖縄県民の勇気を見習うべきだと思います。
民意は謙虚に受け止めるのが当たり前で、そうでないと選挙する意味がありません。
自分に従わない国民は国民として認めず、無視や冷遇するようなことがあれば手痛いしっぺ返しがあるでしょう。

ニヒリズムからの脱却が日本を変えていくと思います。