私たちは「悲惨な戦争」を二度と起こしてはいけない。

「はだしのゲン」を子供に見せる事を制限するしないと、一部の県で喧々諤々のようである。

私自身は完読したことがなくスポット的に垣間見た程度ですが、衝撃的ではあったものの、原発の恐ろしさを学んだと思います。

その描写には賛否両論があるかも知れませんが、閲覧制限すべきものではありません。


唯一の被爆国である日本が原発による悲惨な被爆の状況を克明に残し言い伝え、核兵器の撤廃を訴えることが世界の平和に繋がり、そうでなければ原発により尊い命を奪われ、今もなお原発症で苦しむ多くの犠牲者、被害者が到底浮かばれません。



忌まわしい戦争のために払われた取り返しのつかない犠牲の上に、今日の平和が保たれています。

それをまた元に戻そうとする動きは断じて許すことができません。

私はフォークソングが好きで、よくギターを弾きながら歌いました。




The Cruel War is raging, Johnny has to fight
I want to be with him from morning to night.
I want to be with him, it grieves my heart so,
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

悲惨な戦争にジョニーは行ってしまう
私は1日も離れたくないのに
いつも一緒にいたいのに
あなたについて行きたいの
いえ、それは出来ないことね


Tomorrow is Sunday, Monday is the day
that your Captain will call you and you must obey.
Your captain will call you it grieves my heart so,
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

明日は日曜日、そして月曜日になれば
そう隊長の招集に従わなければならない
あなたが召集されて行くなんて信じることはできない
あなたについて行きたい
いえ、それは出来ないことね


I'll tie back my hair, men's clothing I'll put on,
I'll pass as your comrade, as we march along.
I'll pass as your comrade, no one will ever know.
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

髪を束ね、軍服を着て
あなたの仲間のふりをして一緒に行進するわ
あなたの仲間のふりをすれば、誰も気が付かないはず
あなたについて行きたいの
いえ、それは出来ないことね

Oh Johnny, oh Johnny, I fear you are unkind
I love you far better than all of mankind.
I love you far better than words can e're express
Won't you let me go with you?
Yes, my love, yes.

Yes, My Love, Yes.

ああジョニー、
私はあなたに冷たくされたくない
私は世界の誰よりもあなたを愛している
言葉に出来ないほどあなたを愛している
あなたについて行きたい
いいわよね、いいと言って・・・


ピーター・ポール&マリー(PPM)の「悲惨な戦争」です。
戦争に徴集されて、離れ離れになってしまい、もしかしたらもう二度と会えないかも知れない恋人を想う切ない曲です。

国民の命を簡単に奪い、夥しい数の人たちの血と涙を流させる「悲惨な戦争」を繰り返しては絶対になりません。


戦争を知っている世代が少なくなって来ている今こそ、「はだしのゲン」を含め戦争がいかに悲惨なものなのかを伝える必要があります。

戦争は「ゲーム」ではありません。
バーチャルじゃないのです。
誰も殺さない、殺されない戦争なんてあり得ないのです。

そのことを誰よりも知っていなければいけない人が、戦争ができる体制にしようとのめり込んでいる・・・・

そんなことを国民は毛頭望んでいないと声を上げましょう