年末の独り言~

2013年12月31日
2013年もあと僅かで終わろうとしています。


ネットで見かけましたYオンラインによる今年の10大ニュースは

①2020年夏季五輪・パラリンピックの開催地が東京に決定

②富士山が世界文化遺産に決定

③参院選で自民、公明両党が過半数獲得、ねじれ解消

④楽天が日本一

⑤長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に国民栄誉賞

⑥伊豆大島で土石流災害、死者35人

⑦消費税率8%への引き上げ決定

⑧楽天の田中投手が連勝の新記録

⑨安倍首相、TPP交渉参加を表明

⑩ホテルなどで食材偽装の発覚相次ぐ


とありましたが、う~ん、今年の暗い世相を反映して明るい話題が極めて少ないと感じます。

楽天関係の2つのニュースがかろうじて入っているだけですね。
①の五輪招致に関して、汚染水に関しての発信が物議を醸し、立役者の筈だった都知事は選挙選の借り入れ金のことで辞任に追い込まれ、何とも波乱の様相を呈しています。

昨年の第一位はスカイツリーの開設、今年は五輪招致、ちょっと寂しい感じを受けるのは私だけでしょうか・・・


来春には消費税が8%に、そして原発再稼動、共謀罪、集団的自衛権の見直し、国民の願いとは裏腹な流れが加速するかも知れません。

泣いても笑ってもあと数時間で2014年は訪れます。

どんな年になるのでしょうか。

年賀・セット.jpg


ブログを書き終わった後にT新聞にも国内10大ニュースが載っていたことに気が付きました。

①秘密保護法が成立

②東京五輪決まる

③参院選で自民圧勝

④猪瀬都知事が辞職

⑤台風26号被害

⑥安倍首相が靖国を参拝

⑦消費税8%へ

⑧福島で汚染水漏れ

⑨辺野古埋め立て承認

⑩一票格差「無効」


こうしてみると前掲の10大ニュースとはかなり異なり、後者の方が
的確に捉えているように感じます。

いずれにしろ、気の滅入るニュースが多かったことは確かですね。

来年、よりダークな10大ニュースにならないことを祈るのみです。


昨日はクリスマス・イブ、今日が本当のクリスマス~もうすっかり日本の国民的行事になっています。

錦糸町12-23

買い物に訪れた駅前にはクリスマスのイルミネーション一色でした。

錦糸公園・スカイツリー12-23

帰りがけに見かけたクリスマスツリーのイルミネーションとクリスマス・バージョンにライトアップしたスカイツリー

赤くライトアップされたスカイツリーはサンタがモチーフなのかも知れません。


そんな中、噂では携帯や自転車にも課税することを検討していると聞きます。
もはや手っ取り早いところから何でも課税対象にしてしまうのでしょうかね。

この分ではあらゆる趣味や趣向に難癖をつけられて課税されてしまうかも知れません。
亡くなった人にかかる死亡税、生きている人には存在税・・・思わず笑ってしまいそうになりますが、究極は大人であろうと子供であろうと
日本人ならすべての国民に日本人税なるものができてしまうかも知れません。

それならば、まず最初に議員税、官僚税を検討して欲しいものです。
これら国政の中枢にいる人たちは職能性を導入して、成果により報酬を決めたらどうかと思います。
ただでさえ高額の報酬を得ているのですから国益を上げ、国民生活を向上した人には現状維持、その逆であれば大幅な減俸、資格剥奪等の
処置をとることがリーズナブルであると考えます。

夢を託すクリスマスですが、日本の国民に希望をプレゼントしてくれるサンタはやって来ないものでしょうかね。

今年も残すところはあと僅か~来年が良い年であることを願いながら

メリー・クリスマス!!

クリスマス・ケーキ

私の好きなコミックに「サイコメトラー」があり、サイコメトリの能力を持つ明日真映児が美人警部の志摩亮子と難事件を解決していくストーリーです。

相手が猟奇殺人鬼やテロリストであることが特徴ですが、Case.8の「狼たちの残照」は70年代の過激派グループの生き残りが、不当な冤罪のために命を断った仲間とその家族の名誉を回復するために立ち上がります。

サイコメトラⅢ

「汚いな権力は 何も変わっていないあの頃と・・・」

「俺たちの戦争は、まだ終わっていなかったんだ・・・」

仲間の無罪を命懸けで訴えて、最後は警官の銃弾を受け倒れてしまいます。

サイコメトラⅠ

サイコメトラⅢ

仲間が死を痛み、「翼をください」を歌い、その歌声は鎮魂歌のように夜空を漂う~壮絶なエンディングでした。


最近の反原発や秘密保護法に抗議するデモには70年代を経験している団塊の世代が多く参加しているように思います。

今のままでは、死んでも死に切れない・・・何とか、自分たちの手で負の遺産を食い止めたい・・・未来からのブーイングが聞こえて来ているのだと思います。

それにしても若年層の無関心ぶりは、どうしたことでしょうか。
自分達の人生に切実に降りかかってくるというのに・・・・

日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」」は「輪」が選ばれたようです。

2020年の東京五輪招致などが理由に挙げられ、「来年も力を合わせて『平和の輪』のつながりの世界に向けて努力していこう」という趣旨のようですが・・・・ちょっと違和感がありますね。

原発事故が収束に程遠い状態であり、汚染水問題も深刻です。
燃料棒の取り出し作業も神に祈るようなレベルであり、汚染水はコントロールされていると世界中に向けてウソをついてまで承知すべきでないのは小学生でも分かることです。
そして何故、開催地が東京なのでしょうか?

「秘密保護法」をめぐるファシズムな国会運営はもう民主国家でも法治国家でもないことを露見させました。
大幅に支持率が下がり慌てたのか、「反省」を口にしましたが、当然のことながら国民の心には響く筈がありません。
そんな舌が渇かないうちから、集団自衛権の見直し、凶暴罪、日本版FEMA・・・・矢継ぎ早に極めつけの亡国政策が目白押しです。

恐ろしい流れであり、恐ろしい政府です。

国民がどんなに反対しても一顧だにしない現状で「輪」はあり得ないと思います。

「汚」「黒」「隠」「凶」「醜」「侮」「虚」といった漢字しか浮かんで来ないのがとても哀しいですね。


◎過去の「今年の漢字」(漢検ホームページより)
1995年「震」(阪神・淡路大震災やオウム事件などに“震えた”年)
1996年「食」(O-157事件や税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発)
1997年「倒」(山一證券などの大型倒産、強豪倒してサッカーW杯初出場)
1998年「毒」(和歌山カレー毒物混入事件や環境ホルモンなど“毒”が問題に)
1999年「末」(世紀末、「世も末」な事件の多発)
2000年「金」(シドニー五輪の金メダル、朝鮮半島の“金・金”首脳会談など)
2001年「戦」(米国同時多発テロの発生、世界的な不況との“戦い”)
2002年「帰」(北朝鮮から拉致被害者が帰国、リバイバルブームなど)
2003年「虎」(阪神優勝や「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など)
2004年「災」(台風や新潟中越地震、記録的な猛暑、凄惨な殺害事件の発生)
2005年「愛」(紀宮様ご成婚、愛・地球博の開催、各界のアイちゃん活躍)
2006年「命」(悠仁様のご誕生、いじめ自殺や飲酒事故など命の重み痛感)
2007年「偽」(食品偽装や政界・スポーツ選手まで“偽”が発覚)
2008年「変」(世界経済大変動、日米政治変化、生活環境の変化、気候変動など)
2009年「新」(新内閣発足、イチロー新記録、裁判員などの新制度、新型インフル)
2010年「暑」(全国平均気温が観測史上最高、チリ鉱山事故で暑い地中から生還)
2011年「絆」(東日本大震災での人と人の絆、なでしこジャパンのチームの絆)
2012年「金」(『金』環日食、数々の『金』字塔、政治と『金(かね)』の問題)

昨日、いつもはあまり見ない国会中継に目をやりました。


「秘密保護法」をめぐる党首討論会でしたが、民主党の海江田氏の発言は至極正論であるように感じます。

自民党に擦り寄ったとされるみんなの党の渡辺氏は石破幹事長が法案へのデモをテロに例えたことを取り上げ「自民党の驕りと言われても仕方がない」大失言と非難し、強硬的な国会であってはならないと釘を刺したこともあり、安倍氏も一瞬気色ばんだように見えました。


通さない


それにしても「デモはテロ」とは語るに落ちた感がありますね。

あまりにも酷い政治だから、国民がデモという手段で訴えているのです。

過激派や活動家が中心になっているデモとは違い、一般市民が立ち上がっているのですよ。


老若男女を問わず、勤め帰りの会社員やOLもいれば、主婦も学生も、子供たちもいます。

この人たちはみんなテロリストですか!!


「原発反対!」「TPP反対!」「秘密保護法反対!」とシュプレヒコールを上げるとテロリストの仲間入りをしてしまい、いずれ逮捕されるのですね。



今年の流行語大賞は、あまりピンと来ない4つに決まりましたが、「ナチスの手口に学んだら」「コントロールされている」「デモはテロ」この3つが選出されるべきでした。

「デモはテロ」がもう少し早く発っせられていたら、ぶっちきりで流行語大賞だったと思います。



この発言の裏にはデモが気になってしょうがない様子が透けて見えます。

だから、法案の骨子もあやふやな状態の限りなく危ない本法案ですので、審議も極めて不十分、パブコメの8割が反対、世論調査では7割が反対、賛成している人でも十分に審議をしてからの条件付が多いと聞いています。

それなのに、何かに取り憑かれたように極めて拙速に死に物狂いで強行しようとしている・・・・・

そうしないととても困る切実な事情があるのでしょうね。



それに対して抗議デモすることが悪いことですか、テロ行為になるのですか・・・・

テロとは、「政治的な目的を達成するために暴力および暴力による脅迫を用いることを言う」とあります。



今後の国民生活に深刻は影響を与え、息苦しい監視国家になる「秘密保護法」反対を訴えることがこれに該当すますか?

逆に、権力を笠にして市民の言論活動をテロ呼ばわりして恫喝し、異分子排除を図ること、政治的目的を果たすために異常とも思われる懲役10年という脅迫を盛り込む「秘密保護法」の方が極めて悪質で危険なテロ行為であると感じている国民は多いと思います。


「秘密保護法が」が通ったら、まさに「見ざる言わざる聞かざる」状態になります。

こんなものはとんでもないです。

廃案にして出直しましょう。



数の力を誇示した政治的暴走はもういい加減お止めいただきたい。

あなた方の個人的は思い入れや自己陶酔のために、これ以上国民を犠牲にしたり疲弊させないで欲しくないと切に思います。