福島原発の汚染水がもうどうしようもない状況に陥っているようです。

汚染水の問題は原発事故当初から懸念されていた筈ですが、どうして今まで抜本的な対策を講じなかったのかため息が出て来ていまいます。

原子力規制委員会は国際原子力事故評価尺度(INES)の評価をレベル3(重大ば異常現象)に引き上げたようですが、もはやそんなレベルではないように思います。

収束どころか深刻化に向かっているのに、原発事故をできるだけ矮小化させて沈静化し、原発の再稼働、原発の輸出、五輪の招致、除染して住民も戻す・・・気違い沙汰ですね。


スカイツリー8-24a

スカイツリー8-24b

スカイツリー8-24c

スカイツリー8-24d

スカイツリー8-24e

スカイツリー8-24f


先週末、スカイツリーはゴールドを始めとする美しいライトアップが披露され、五輪招致のデモだったと思われます。

綺麗なスカイツリーのライトアップ、それ自体はいいのですが、今の日本はとにかく福島原発事故のこれ以上の悪化を何が何でも食い止めるのことを最優先しなければなりません。

世界の国々が強い危機感を持っているのに、当事国の日本はあまりにもボケていて話しになりません。

もう本当に待ったなしです。
TPPや改憲どころの話ではないのです。
未曾有の危機を乗り越えられるのだろうか・・・・


「はだしのゲン」を子供に見せる事を制限するしないと、一部の県で喧々諤々のようである。

私自身は完読したことがなくスポット的に垣間見た程度ですが、衝撃的ではあったものの、原発の恐ろしさを学んだと思います。

その描写には賛否両論があるかも知れませんが、閲覧制限すべきものではありません。


唯一の被爆国である日本が原発による悲惨な被爆の状況を克明に残し言い伝え、核兵器の撤廃を訴えることが世界の平和に繋がり、そうでなければ原発により尊い命を奪われ、今もなお原発症で苦しむ多くの犠牲者、被害者が到底浮かばれません。



忌まわしい戦争のために払われた取り返しのつかない犠牲の上に、今日の平和が保たれています。

それをまた元に戻そうとする動きは断じて許すことができません。

私はフォークソングが好きで、よくギターを弾きながら歌いました。




The Cruel War is raging, Johnny has to fight
I want to be with him from morning to night.
I want to be with him, it grieves my heart so,
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

悲惨な戦争にジョニーは行ってしまう
私は1日も離れたくないのに
いつも一緒にいたいのに
あなたについて行きたいの
いえ、それは出来ないことね


Tomorrow is Sunday, Monday is the day
that your Captain will call you and you must obey.
Your captain will call you it grieves my heart so,
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

明日は日曜日、そして月曜日になれば
そう隊長の招集に従わなければならない
あなたが召集されて行くなんて信じることはできない
あなたについて行きたい
いえ、それは出来ないことね


I'll tie back my hair, men's clothing I'll put on,
I'll pass as your comrade, as we march along.
I'll pass as your comrade, no one will ever know.
Won't you let me go with you?
No, my love, no.

髪を束ね、軍服を着て
あなたの仲間のふりをして一緒に行進するわ
あなたの仲間のふりをすれば、誰も気が付かないはず
あなたについて行きたいの
いえ、それは出来ないことね

Oh Johnny, oh Johnny, I fear you are unkind
I love you far better than all of mankind.
I love you far better than words can e're express
Won't you let me go with you?
Yes, my love, yes.

Yes, My Love, Yes.

ああジョニー、
私はあなたに冷たくされたくない
私は世界の誰よりもあなたを愛している
言葉に出来ないほどあなたを愛している
あなたについて行きたい
いいわよね、いいと言って・・・


ピーター・ポール&マリー(PPM)の「悲惨な戦争」です。
戦争に徴集されて、離れ離れになってしまい、もしかしたらもう二度と会えないかも知れない恋人を想う切ない曲です。

国民の命を簡単に奪い、夥しい数の人たちの血と涙を流させる「悲惨な戦争」を繰り返しては絶対になりません。


戦争を知っている世代が少なくなって来ている今こそ、「はだしのゲン」を含め戦争がいかに悲惨なものなのかを伝える必要があります。

戦争は「ゲーム」ではありません。
バーチャルじゃないのです。
誰も殺さない、殺されない戦争なんてあり得ないのです。

そのことを誰よりも知っていなければいけない人が、戦争ができる体制にしようとのめり込んでいる・・・・

そんなことを国民は毛頭望んでいないと声を上げましょう

2006年11月に、徳島県の眉山山麓の崖で見動きがとれなくなったいる犬のことが話題になりました。

野犬同士の縄張り争いで崖に追い詰められた推定生後6カ月のメスであるリンリンです。

崖っぷち犬a


食べ物も口に出来ず、体力も落ちていたため保健所職員による救出作戦開始。

報道陣も集まり、「崖っぷち犬」として話題になりました。


網で捕獲を試みるも犬が崖下に転落する恐れがあり救助は難航し、5日目にしてやっと転落用のネットを張ってようやく無事救出しました。

崖っぷち犬b


その後動物愛護管理センターで保護され、引き取り希望者に引き取られていきました。





状況は幾分違いますが、今日本国民も「崖っぷち犬」同様ですね。


放射能汚染はのっぴきならない状況であるにも拘わらず、国民の生命財産を見捨てて再稼動に躍起になっていて、あろうことか原発を外国に売り込もうとまでしている。


経済のためなら、核を保有するためならどんなに自然環境が劣化し国民に健康被害が出ようか、知ったことではないのでしょう。


TPPによりこのままでは、日本の農業、医療保険、金融、労働環境、法律、裁判、言語、文化、知的所有権を根こそぎ奪われます。

原発と同じで、初めは実態を明かしませんから、国民は騙されてもうどうしようもない状況になってはじめて酷い内容であることや悲惨さに気がつくのでしょうか・・・・


もうその時には手遅れです。


そして、改憲が「歴史的使命」であるとか、集団的自衛権容認に前のめり、そして今秋の国会には戦前の「治安維持法」が現代に蘇ったような「秘密保全法案」を提出しようとしている。


衆議院も参議院も有権者の1/4にも満たないような支持票(しかも極めて不透明な選挙であった)を受けていない党が、民意とはかけ離れたことを次々に強行しようとしています。


ほんとに今、崖っぷち、いや既に崖から脚を踏み外して、必至に腕で崖石を掴んで落下しないように歯を食いしばっているところだと思います。


「崖っぷち犬」のように誰も助けてはくれません。


ですが、まだ這い上がる力は十分残っています。


諦めてはダメです。


這い上がりましょう!

今を生きるためにも、未来を残すためにも!

スカイツリーはできたけれど、日本で一番自然が少ないと思われる下町の墨田区・・・・

自分もそうでしたが、自然を体感できない子供たちは可哀想です。

他の地区から飛んでくるのであろう蝶やトンボは見かけても土着している甲虫んんかほどんどいない~そんな思いをずっと抱いていました。

先日、区内の「自然観察会」に参加して河川敷を散策した際に、思いがけず区内初記録のシラホシハナムグリを発見して驚きの声を上げてしまいました。

東日本では稀少種ですので、まさか墨田区で出会うとは思いもしませんでしたね。
そうなると子供の頃からの夢であった地元でカブトムシやクワガタに
出会える可能性が僅かながらあるかも知れないと、これまでやったことがない地元での灯火採集をやる価値があるかも知れないと感じて2回調査に出かけました。


アブラゼミ
アブラゼミがあちこちに落ちています。

コオロギ
コオロギもチョロチョロ徘徊して~

甲虫がいないと思っていると

アオドウガネ
最近急に増え始めているアオドウガネの姿が・・・・

オオクロコガネ
黒い甲虫がいたのでライトで照らしてみると区内初記録のオオクロコガネです。

そして・・・

画像
大型の甲虫が目に入り、近づいて確認してみると~

コクワガタb
コクワガタの大型オスでした。


確実な記録としては、区内初記録だと思います。
長年いないと思っていた下町の小さな自然の中にもクワガタが生息していることに感動を覚えました。

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スカイツリーをバックに虫を探すって、なかなか粋ですよね。

山本太郎さんの陰に隠れた感がありますが、緑の党の比例区から立候補したミョーシションの三宅洋平さんはとても素晴らしかった。

ネットでは山本太郎さんに次いで人気があったことは知っていましたが、参院選が終わった後各地での選挙フェスの動画を見ていっぺんでファンになってしまいました。

既存の候補にはない発想、感性を感じさせ、聴衆の心に響く言葉でムーブを起こしたといえます。

彼は、単純に敵・味方で分けることもしない。原発の廃炉を唱えたが、「原発をつくったやつにも事情があったんだよ」。中国でライブやったよ、いいやついっぱいいるぜ。韓国にも、マッコリ飲むたび尊敬の念しかわかないね……。

戦争なんで時代遅れ、とことこ話し合う、それが国会なんじゃないの!と訴えます。

山本太郎さんを当選させた功労者であり、自らも176,970票という比例区の落選者では最高票を集め、有権者のハートを鷲掴みにした感があります。
組織力のある政党の公認を受けていれば当選の可能性があったと思いますが、世界中の原発をゼロにしたいとの思いで緑の党から出馬したのは彼らしいといえます。

政治への市民の参加と敵を作らず対話をめざす三宅洋平さん、次回は市民の絶大な支持を受けて当選しそうな予感を感じます。

三宅洋平