ここ数日、解散総選挙の風が吹き荒れています。

私的には国民に問うこと自体は、決して反対ではありません。
ただ、今回噂になっているように、消費税増税の先送りが争点になるのだとしたらそれは違うような気がしています。

5%を8%に引き上げる際も反対意見は多かったと思います。
今年の4月に8%に引き上げられ、来年の10月には10%に引き上げると決めて実施し、予想以上に消費が低迷してしまったのはご存じのとおりです。

その打開策もないまま来年さらに上げてしまうことは、さすがに日本経済に大きなダメージを与え国民の支持を得られないところでしょう。
そして約束した筈の議員定数の削減という身を切る改革はまったく実行されておりません。

3党合意で踏み切った消費税増税を自民が先送りにする、民主もその意向であるようで、そうなると何が争点なのでしょうか?

巷で囁かれる、経済政策が行き詰まり、アベノミクス失敗隠しが主眼の自己都合解散であるのようなことになってはならないと感じます。
解散の大義を見つけるために四苦八苦しているとは言われ、もし事実としたらなんとも困ったものですね。


肩書きや役職が人をつくると昔から言われます。



平社員だった人が管理職に登用されると自覚が出て、役職に相応しい力を発揮するということが往々にしてあります。



相撲の世界での大関や横綱は審議会の推薦を要します。

特に横綱は最高位であり、強さと人格が合わせて求められますね。

実績の方は直前2場所の成績が重用されます。

かって双羽黒という若く資質に恵まれた力士が優勝経験が一度もないまま横綱に推薦され、その後不祥事のため大成せずに終わりました。

その後横綱へのハードルは高くなり、平成の大横綱の声が高い貴乃花は何回か昇進を見送られていますし、魁皇は5度も優勝しているのに横綱になれませんでした。

ワンチャンスで横綱まで上り詰め、昇進後は1回も優勝できなかった若乃花(三代目)といろいろです。





昨今は、大臣の任命責任が問われています。

大臣適齢期の議員が数十人いるそうで、ひたすら登用を首を長くして待っている様はサラリーマンを彷彿させます。



国会議員の当落は国民にかかっています。

そして一番国民から支持された政党から各大臣が選任される。

このシステムが現在正常に機能しているでしょうか?



相も変わらず「政治とカネ」でり、倫理観を疑うような金の流れであったり・・・・

そして国会で敵意剥き出しで相手を攻撃し、気に食わない質問をされると冷静に反論できずにぶち切れて国会中継中であろうと感情を抑えきれず暴走してしまう~

これでは外交なんて、とても無理ですね。



肩書きが人をつくるは、もう死語なのでしょうか・・・・


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