ロボットは進化せず、勧善懲悪にならないストーリーは今も受け継がれている。

私がマンガを見始めた頃はまだ週刊誌などはなく、月刊誌が全盛の時代でした。

「少年」「少年画報」「冒険王」等の月刊誌があり、たしか「少年画報」には「赤銅鈴之助」や「まぼろし探偵」が連載され人気を博していましたが、「鉄腕アトム」「鉄人28号」等が始まった「少年」に№1を地位を奪われたように記憶しています。

鉄腕アトム

鉄人28号

同時は分厚い本誌の他に、その続編がコンパクトタイプの付録として多数ついていて本からはみ出さんばかりに入ってボリュームたっぷりで、なんか得したような感じになりました。

当時はロボット漫画の「鉄腕アトム」や「鉄人28号」の活躍に心をときめかせましたが、あれから長い月日は経過してもあのような精密ロボットは完成に全然至っていないですね。

全盛を迎えていた月刊誌も週刊誌の台頭により、その地位を取って代わられしまいます。

「少年サンデー」「少年マガジン」が人気を争い、「少年サンデー」に連載が始まった「伊賀の影丸」に夢中になってしまいます。

伊賀の影丸

独特の忍法を駆使する忍者バトルの面白さは抜群でしたが、主人公の影丸以外の
仲間の忍者がことごとく倒されてしまうのが衝撃的でした。
それまでの少年マンガでは仲間がやられてしまうことは稀有だったからです。
主人公が倒されることはないにしても、勧善懲悪とはならないストーリーが子供心には驚きであり斬新だったですね。

この時代の漫画家である手塚治虫、横山光輝さんは巨匠であったと思います。
先日亡くなられた水木しげるさんを含めて時代を超えたレジェンドになると感じます。

さて、私にカルチャーショックを与えた勧善懲悪にならないストーリー。
残念ながら絶対に勧善懲悪にならないストーリーが日本の政治シーンではずっとそのまま続いています。
「月光仮面」でも「ウルトラマン」でも「遠山の金さん」でも「桃太郎侍」でも誰でもいいから悪が栄えないことを示して欲しい・・・・

約4ヶ月ぶりに国会が開催されました。
のんびり国会中継を見ている時間もないし、顔も見たくない人もいるため見ておりませんが、国会答弁が常軌を超えていると言われています。

ガキみたいな答弁

決められる政治と独裁とはまったく違うのです。


銭のためなら 国民泣かす
それがどうした 文句があるか~♪

アイム・ソーリではもう済まないところまで来ているようですね。
自発的な辞任を待つのではなく、国民の手で辞めさせることが現時点で日本を守る最良の選択肢だと思われます。