灼熱の日々での清涼剤

西日本豪雨の甚大な被害は拡がる一方で、1982年の長崎大水害以来の大被害となった。
亡くなられた方は220名を超え、今なお6000名の方々が避難生活を余儀なくされている。
そしてそれに追い打ちをかけるかのようなこの記録的な猛暑である。
避難されている方々の健康がとても心配だ。

会期を延長した国会では、そのような痛みをまったく意に介しないように、定員減「身を切る改革」選挙制度抜本見直しを反故するかのように参院6増法案が成立、そしてギャンブル依存症が拡大すると国民的反対の多い「カジノ法案」が成立した。

モリカケ問題は解明なきまま実質閉会、国会の存在意識は失われ、政治に良心がまったく感じられないまま、日本はいったい何処へ向かうのだろうか。



三連休だった先週、気分転換に久しぶりに近場のフィールドを出かけたのだが、いやあ暑い暑い、意識朦朧となるような暑さだった。
昔から人一倍暑さには強いと自負していたのだが、撤回しなければならないと思った。
持参した水筒だけでは足りず、店に寄ってはアイスやかき氷を頬張るばかり・・・
フィールド散策はさっさと中止にし、近隣にある動物園に立ち寄ることにした。


ペリカンの仲間
種名をメモルのを忘れたが、ペリカンかサギに似たような鳥で、クチバシの下が袋状になっていて、エサを与える時は口を開けさせてその袋に投げ込むらしい。

オカピ
ジャイアントパンダ、コビトカバと並ぶ世界三大珍獣の一つのオカピ
尻と足はゼブラ風の模様が入っているのでシマウマの変種かと思いきや、キリンと近縁らしく、その証拠にキリン同様に頭部には一対のツノがある。

シロサイ
最近数が減っているとされるシロサイ。
大人しい草食獣だが、怒らしたら怖い存在だ。
耳をピョンと立てて歩く姿は勇ましい。

オオカンガルー
オオカンガルーは何を思ったのか、前脚を突き出してまるで催眠術をかけているようなポーズをとっていた。
カンガルー番のMr.マリックというところか。

コアラ
コアラは1日の内、20時間は寝ているとされ、私が今まで観たコアラは例外なく寝ていたが、今回のコアラは枝を渡り歩いたりしてサービス満点だった。
だが、木に辿り着いた数分後には熟睡していた。

アオバネワライカワセミ
休憩所で休んでいると隣に鳥のケージがあり、日本のカワセミに似た雰囲気の鳥がいて、ニュージランド産のアオバネワライカワセミだった。
ワライと付くのは顔が笑っているように見えるからではなく、鳴き声がヒトの笑い声に似ているからだという。


暑さにグッタリだった中で、動物たちとのふれあいは一服の清涼剤になった感がする。