人それぞれの「さよならの夏」~

あまりの暑さが続き、もうこのまま涼しくならないのではないかと思ったりもしましたが、そんなことはありませんね。

すっかり秋めいてきて、半袖では寒いくらいです。
暑さ寒さも彼岸までは本当だと実感します。


最近、愛と平和について考える事が多いです。

ジョン・レノンや清志郎が「イマジン」を歌い平和を訴えても、21世紀を迎えても世界から戦火が消えることがありません。


世界で行われた核実験は実に2000回以上も行われていて、世界には30000迫る核弾頭保有数があるといわれ、原発は優に430其を超え、もう地球上は放射能まみれです。

狭く地震大国の日本に世界の1割を超す54其もの原発があることは異常ですね。

そして人類が経験したことがない大事故が発生したのにも拘わらず、
正確な情報が開示されない、指摘する人がいようものなら風評被害とされ、見ざる、聞かざる、言わざる・・・・なかったことにしようとさえする~

去りゆく夏の最中に、再稼働を申請する人たち、五輪招致で浮かれる人たち、今のなお避難生活をしている多くの人々・・・・

人それぞれの「さよならの夏」が通り過ぎていきます。





光る海に かすむ船は
さよならの汽笛を のこします
ゆるい坂を おりてゆけば
夏色の風に あえるかしら
わたしの愛 それはメロディ
たかく ひくく 歌うの
わたしの愛 それはカモメ
たかく ひくく 飛ぶの
夕陽のなか 呼んでみたら
やさしいあなたに あえるかしら

だれかが弾く ピアノの音
海鳴りみたいに きこえます。
おそい午後を 行き交うひと
夏色の風を はこぶかしら
わたしの愛 それはダイアリー
日々のページ つづるの
わたしの愛 それは小舟
空の海をゆくの
夕陽のなか 振り返れば
あなたはわたしを 探すかしら

散歩道に ゆれる木々は
さよならの影を おとします
古いチャペル 風見の鶏(とり)
夏色の街は みえるかしら
きのうの愛 それは涙
やがて かわき 消えるの
あしたの愛 それはルフラン
おわりのない言葉
夕陽のなか めぐり逢えば
あなたはわたしを 抱くかしら ♪