また久しくブログの更新を怠りました。

その間にいろいろありましたね。
辺野古の海には容赦なく土砂を投入、タレントのローラさんがホワイトハウスに「辺野古埋め立て反対」の嘆願署名を募り、既に20万筆と突破。
これに芸能人の政治的発言とバッシングが起る。
しかし安倍首相応援団のような発言をしている芸能人にはお咎めなしで、これは実におかしな話だ。

そんな中、安倍首相が土砂投入の話題を振られた際に、「普天間返還を行うために代替の基地を辺野古に作る。そして土砂を投入していくにあたり、サンゴについては移している」と発言。
これは何とも問題発言だったと思う。
米国と辺野古に基地ができれは普天間は返還するとの約束は交わされていない筈。
サンゴの移植については、子供でも分かる答弁だったと失笑されるだろう。
五輪招致の際の、汚染水はすべてアンダーコントロールされているに匹敵する大嘘となる。

その五輪招致における贈賄疑惑でJOCの竹田開講が仏司法当局から捜査対象になっている。
これをゴーン氏逮捕の報復とみる意見もあるが、そうではあるまい。
2億5000万とされる賄賂の真偽について、日本国民はもとより世界に向けて説明責任があるだろう。
余りにもダーティはイメージが付きすぎた2020年東京五輪、中止を求める声も多いがどうなることか。
因みに1940年に開催が決まっていた東京五輪は日中戦争の長期化により、中止になっている。



嘘から出た実ということわざがあるが、今回はそうはならないだろう。
私的には東日本大震災の復興もできていないこの時期に五輪招致することに反対だが、あと1年半となってしまった状況でいったいどうするのだろうか?

最近読んだ「オリンピックの身代金」はドキュメンタリーではなく小説で、格差社会に反感を持つ若者が草加次郎をかたり五輪を人質にテロを企てる内容だが、
1964年東京五輪の裏側をえぐる描写が多く読み応えがあった。

オリンピックの身代金


前から感じてはいたことだが、入管法改正(改悪)法案の強行採決を見ているともうこの国には議会制民主主義など存在しないと痛感する。
圧倒的な議席を持つ与党が狂気の独裁的手法を取ろうと、弱小野党では到底太刀打ちできない。
入管法など審議時間15時間余りという非常識極まりない経緯で衆院を通過してしまった。
知れば知るほど問題満載の法案なのだが、何かに取り憑かれたように強引に通してしまう~いったい今まででいくつの悪法を成立させたことだろう。

そしてさらに恐ろしいことに水道民営化法案が国民が気づかないうちに進行している。
TVを付ければゴーン氏のニュースで溢れているが、こっちの方が格段に容易ならざる内容である。
そのことを何故マスメディアは伝えないのか?
ゴーン氏逮捕がスピン報道であるのかどうかは分からない。
しかし政権の都合の悪い法案等の時に必ず国民の目を反らすニュースソースが起ることをインプットしておく必要があると思う。


自動車の走行距離で課税することを検討しているという。
ポンポンと新車を買える人などほんの一握りであり、考え方が浮き世離れしている。
即位10連休法案を閣議決定し成立を目指すというが、大多数の国民の年収が減り非正規が4割もいる状況でどれ位の人が取得できるのだろうか。
プレミアムフライデーさえ、難しい人が多いことだろう。
頓挫したサマータイムも然り、あまりにも国民の実態と乖離している。

あらゆることに課税対象として税収に拘るにしては、必要でないF35戦闘機最大100機追加で1兆円だという、これでは国民は税を払うことを拒むであろう。
この浮き世離れした政治はいつまで続くのか・・・


隅田公園の紅葉

TVを観なくなって随分になる。
何故ならワイドショーはおろか、ニュース番組さえも真実を伝える姿勢に程遠いから・・・


そんな中で唯一「相棒」だけは観ている。
確か今年初めの正月特番で、心ならずも犯罪を犯してしまった少年に対する杉下右京が話し始めた内容がとても印象に残った。

相棒16サクラ

「君は自分のしたことに責任を取らなければなりません。おそらく成人と同じ刑事裁判を受けることになるでしょう。しかし、僕は今回のことで、君が自分の生きている社会を諦めてほしくないと思っています」

「この社会にはたくさんの不正が存在します。君が今回体験したように、この世に正義はないのではないかと、感じる時もあるかも知れません。正義は人間が考え出したもの、根の弱い人工の植物のようなものだからです」

「その存在を望み、大切に育てる人がいなくなれば、たちまち枯れてしまう。
不正に飲み込まれて、力のない人間は押しつぶされていってしまう」

「僕は君に正義と公正さを望み、それを実現しようと努力する側の人間であって欲しいと願っています。そして、君はそうなれる。私は信じています」




この少年に限らず、今の日本では社会の不正に絶望的な思いを抱いている若者は実に多いことだろう。
いや若者に限らない、壮年や高齢者も同様にあろうと思う。
杉下右京は所詮ドラマの中の人だからで終わってはならない。


とにかく諦めてしまうことが、一番の大敵。

「僕は君に正義と公正さを望み、それを実現しようと努力する側の人間であって欲しいと願っています。そして、君はそうなれる。私は信じています」

この言葉を自分にも自問自答したいと思っている。

イチョウ並木

経験したことがないような過酷な暑さが日本列島を襲った7月、8月も過ぎ9月を迎えた。
暦の上では秋なのだが、当分の間はそんな気分には浸れないだろう。

平成最後の夏とささやかれるが、西日本集中豪雨も記憶に新しいしその後途切れることがなく発生する大型台風による被害・・・いや、その前には東日本大震災が起こり、史上最悪の原発事故に遭い、まだ復興半ばなのだ。
それなのに、そんなことはなかったかのように五輪、五輪と国を挙げて騒ぎ立てるのは如何なものかと思ってしまう。
新しい年号に変えることにより、嫌なことは忘れてしまおう(忘れさせてしまおう)~そんな訳には絶対にならないし、してはいけない。

第一何故いつまでも年号に拘るのかも疑問。
西暦で統一でいいではないかと思う、その方が年齢も数えやすいし余程スッキリする。
五輪はスポーツの祭典だが、スポーツ界から次々に問題が噴き出していて、まさに政界と表裏一体の感がし、もう五輪開催以前の問題のように感じてしまう。

もうヒートアイランド現象で熱帯と化している東京で、夏季にスポーツイベントをやるのは無理がある。
その対策として高校生まで動員することもで考えているようで、これじゃ学徒動員じゃないか。
そして銀メダルの銀が足りないので、国民から提供を呼びかけるに至っては戦時中を彷彿させる。
サマータイムの導入、夏季休暇を五輪に期間に合わせることを奨励って、おかし過ぎやしないだろうか。
共謀罪なくして五輪はできない、まったく本末転倒である。
そこまでして五輪を何が何でも開催する意義はまったくないと思う。
五輪の強行、カジノ法案成立、改憲?日本は何処に向かうのだろうか…



暑さの中、何回か都内23区の緑地を歩いてみた。

カナブン
樹液にはカナブンが群がる光景が。

カブトムシ
カブトムシがツノを付き合わせて樹液で争っていた。


その10日程後に行って見ると・・・

コカマキリ
暑さのためか樹液は枯渇して何も見当たらず、コカマキリが歩く姿が。

アブラゼミ
セミの姿も夏の終わりを感じさせ、哀愁を誘う。


そう言えば、某公園に「食用のためにセミを穫らないでください」という立て看板が立ったという。
いくら何でもそんなことがあるのかと思ったが、事実大量にセミを穫っている人がいるらしく、平成最後の夏はなんともいつもと違って異形であったとしか感じられてならない。

西日本豪雨の甚大な被害は拡がる一方で、1982年の長崎大水害以来の大被害となった。
亡くなられた方は220名を超え、今なお6000名の方々が避難生活を余儀なくされている。
そしてそれに追い打ちをかけるかのようなこの記録的な猛暑である。
避難されている方々の健康がとても心配だ。

会期を延長した国会では、そのような痛みをまったく意に介しないように、定員減「身を切る改革」選挙制度抜本見直しを反故するかのように参院6増法案が成立、そしてギャンブル依存症が拡大すると国民的反対の多い「カジノ法案」が成立した。

モリカケ問題は解明なきまま実質閉会、国会の存在意識は失われ、政治に良心がまったく感じられないまま、日本はいったい何処へ向かうのだろうか。



三連休だった先週、気分転換に久しぶりに近場のフィールドを出かけたのだが、いやあ暑い暑い、意識朦朧となるような暑さだった。
昔から人一倍暑さには強いと自負していたのだが、撤回しなければならないと思った。
持参した水筒だけでは足りず、店に寄ってはアイスやかき氷を頬張るばかり・・・
フィールド散策はさっさと中止にし、近隣にある動物園に立ち寄ることにした。


ペリカンの仲間
種名をメモルのを忘れたが、ペリカンかサギに似たような鳥で、クチバシの下が袋状になっていて、エサを与える時は口を開けさせてその袋に投げ込むらしい。

オカピ
ジャイアントパンダ、コビトカバと並ぶ世界三大珍獣の一つのオカピ
尻と足はゼブラ風の模様が入っているのでシマウマの変種かと思いきや、キリンと近縁らしく、その証拠にキリン同様に頭部には一対のツノがある。

シロサイ
最近数が減っているとされるシロサイ。
大人しい草食獣だが、怒らしたら怖い存在だ。
耳をピョンと立てて歩く姿は勇ましい。

オオカンガルー
オオカンガルーは何を思ったのか、前脚を突き出してまるで催眠術をかけているようなポーズをとっていた。
カンガルー番のMr.マリックというところか。

コアラ
コアラは1日の内、20時間は寝ているとされ、私が今まで観たコアラは例外なく寝ていたが、今回のコアラは枝を渡り歩いたりしてサービス満点だった。
だが、木に辿り着いた数分後には熟睡していた。

アオバネワライカワセミ
休憩所で休んでいると隣に鳥のケージがあり、日本のカワセミに似た雰囲気の鳥がいて、ニュージランド産のアオバネワライカワセミだった。
ワライと付くのは顔が笑っているように見えるからではなく、鳴き声がヒトの笑い声に似ているからだという。


暑さにグッタリだった中で、動物たちとのふれあいは一服の清涼剤になった感がする。

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